高圧ヒーター給水用電動三方弁
タイプ | 三方弁 |
モデル | F963Y-2500LB、F963Y-420 |
呼び径 | DN 350-600 |
600~1,000MWの超臨界(超々臨界)火力発電機の高圧加熱器の通常運転時は、高圧加熱器入口の三方弁の主経路が開き、バイパスが閉じられます。ボイラーの給水は主経路から高圧ヒーターに入り、高圧ヒーター出口の三方弁を通ってボイラーに入ります。
- バルブボディおよびボンネットはフル鍛造スチール構造を採用。
- バルブ本体とボンネットのシール方式は圧力セルフシール構造を採用しています。
- バルブ設計は上下のバルブシートで設計されています。バルブが上昇して開き、給水が高圧ヒーターに入ると、バルブコアが上部バルブシートに接触して密閉され、給水がバイパスに入るのを防ぎます。バルブが閉じて、給水がバイパスを通ってボイラーに入るとき、バルブコアが下部バルブシートに接触してシールされ、高圧ヒーターの取り外しと修理が確実になります。
- 上部バルブシートとバルブボンネットは分解を容易にする分割構造を採用。
- 給水が流れるバイパス部には絞り素子が設けられており、媒体が通過する高圧ヒーター配管と同等の圧力損失となり、給水圧力の変動を防ぎます。
- 高圧ヒーターが断線した場合、バルブ上部のハンドルにより強制的にバルブを閉じることができます。
- 入口三方弁バイパスの絞り要素と上部弁座は一体設計を採用しており、別途追加の絞りオリフィスを必要としません。